カイゼンジャーニーをというスクラム開発をより実践的に学ぶことができる本を読んだのでそれについての感想を書いていきます。
読んだ感想
1人から始める
自分から始める
自分がいる部署や会社の問題点を挙げることはやってきたが、一回ここで視点を変えて自分ができることは何かということに着目する。
「自分が現場を変えるために何から始めるべきか」という視点を持ち、まずは自分の行動を変えていく。
本書では、まず最初に取り組みべき課題は「状態の見える化」だと記述しています。
確かに、いくら課題の取り組み方法を教えてもらっても今私たちが抱えている課題とマッチするのか、そもそも課題の本質について深掘りできてからこそ、改善策というものが取れるので、個人的にはこの状態の見える化というのは、一番重要なんじゃないかと思っています。
「自分から始める」といってもまず何からしていけばいいのかについて
◾️タスクマネジメント
タスクを始める時には、その仕事の背景や目的を理解することから取り組む
タスクは可能な限り細分化する
タスクの計画を立てる
◾️タスクボード
計画作りした内容を見える化したもの
日々の変化をボードに反映することが大事
◾️朝会
ボードの変化を反映するタイミング
決まった時間で行うことが大事
◾️振り返り
仕事のやり方やその結果を棚卸しして、次の計画作りや日々の仕事に活かすことを目的
この4つのうちで最初にやらなくなることが多いが、一番大事なプロセスといっても過言ではない。
ここを読んで、自分のタスクを振り返ってみることにしました。
実際に自分の業務を振り返ってみた
まず、自分の業務を「見える化」するために、全てのタスクをチケットに落とし込むことから始めてみました。
今までは、明確なタスクをチケットにしていました。
例えば、「問い合わせページ 項目修正」や「商品登録画面 バグ対応」などのような形です。
ただ、これだと全ての業務がチケット化されているわけではありませんでした。
そこで、「お客様へのメール返信」「社内MTG」「MTG後の資料作成」など作業の全てをチケット化にして、作業ログを残すことにしました。
チケット化が事前にできなかった分はその日のうちに後からチケットを作成して、作業ログを残すといった形にして、日々自分がどんなタスクにどれくらい時間をかけているのか調査することにしました。
そして金曜日に今週分のチケットをCSVに落とし込み、どの作業にどれくらい時間をかけているのか資料にしました。下記が実際に資料にして気づいたことです。
A案件(受託:顧客多数、安定期)
・MTG後の資料作成に時間をかけている
・お客様から差し込みの調査や資料作成の回数が5回あった
B案件(自社開発:新しく作り直し)
・MTGの回数が1回
このような状況になっていた。
忙しいなと思っていたが自分の作業の「忙しい」が何でできているのかが分かり、来週のタスク目標が明確になった気がした。
なので、来週のKPIとして
B案件ではMTGの回数を3回にするなどといった改善もしやすくなった。
まとめ
カイゼンジャーニーという本を読んで、まず第一歩ということで自分のタスクの調査を行ってみました。これだけでも、自分の作業が数値化されて改善案が出しやすくなったなという印象です。
まずは自分から、そしてチームといったふうに広げていきたいなと思います。
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